バーズ・オブ・ファイア / マハヴィシュヌ・オーケストラ

アメリカン・ジャズロック・グループ「マハヴィシュヌ・オーケストラ」。
ジョン・マクラフリンを中心にドラムのビリー・コブハム、ベースのリック・レイド、キーボードのヤン・ハマー、そしてヴァイオリンのジェリー・グッドマンという最強の布陣で、1971年にデビュー。その恐ろしいまでのテクニックと、自信に満ち溢れた音楽。好き嫌いを超越した感のあるその存在感は圧巻です。
そんな彼らの1972年に発表された2ndアルバム「BIRDS OF FIRE」。最近入荷したアルバムはホントすごいアルバム揃いなので、やれ「金字塔」だとか「名盤中の名盤」とか書いてしまう機会がどうしても多いのですが、これもやはり「彼らの最高傑作にしてジャズロックというジャンルを世に知らしめた傑作中の傑作」です。

なんといっても、マクラフリンのテクニックとグッドマンのヴァイオリンが織り成すワールドにコブハムのドラムとハマーのキーボードが見事な融合をみせ、時折見せるリック・レイドのベースソロが光る。全編にわたり展開する超絶ナンバー。有無を言わさぬ説得力と自信。3作しか続かないのも妙に納得してしまう一瞬の煌き。記憶に残り続ける1枚。

Friday Music Studiosによるハーフスピードカッティング、180g重量盤LP。


[SIDE ONE]
1. Birds Of Fire
2. Miles Beyond
3. Celestial Terrestrial Commuters
4. Sapphire Bullets Of Pure Love
5. Thousand Island Park
6. Hope

[SIDE TWO]
7. One Word
8. Sanctuary
9. Open Country Joy
10. Resolution