リトル・シングス・ミーン・ア・ロット / 細川綾子


日本のジャズ歌手で唯一世界に通用するといっても過言ではない細川綾子。彼女の艶やかな声、張りのある力強い歌い方、歌詞を大切にした説得力のある演唱は、いま成熟の頂点にたっているといえる。現在はサンフランシスコに住み、年２回の帰国時にしか日本のファンは彼女の歌声が聴けないのは残念な限りであった。
そんな彼女の６年ぶりの新作がT.S.C.Cの高音質SACD/CDハイブリットでの発売と聞けば期待も大きく膨らむというもの。ロス在住の気のあった最高のミュージシャンとの共演で実現した今回のアルバムは、まさに大人の貫禄たっぷりな傑作に仕上がっている。選曲も全曲スタンダードナンバーだが、聴きなれたスタンダード風、だけでは終わらせない説得力ある歌心がなんとも彼女らしい。もちろん録音もオーディオ試聴用としても使える高音質録音だ。長年の愛聴盤となること間違いなしの傑作アルバムの登場です。


1. I Left My Heart In San Francisco / わが心のサンフランシスコ　3:59
2. Night And Day / 夜も昼も　4:48
3. For Sentimental Reasons / センチメンタル・リーズン　3:50
4. I Got A Kick Out Of You / 君にこそ心ときめく　5:53
5. Little Things Mean A Lot / リトル・シングス・ミーン・ア・ロット　4:05
6. Manhattan / マンハッタン　3:27
7. Taking A Chance On Love / 恋のチャンス　3:10
8. Skylark / スカイ・ラーク　5:10
9. I've Got The World On A String / 思いのまま　3:19
10. People / ピープル 2:47
11. Just In Time / ジャスト・イン・タイム 2:39
12. What A Wonderful World / この素晴らしき世界 4:52
13. Danny Boy / ダニー・ボーイ 2:37

参加ミュージシャン：
細川綾子（ボーカル）/ Ayako Hosokawa (Vo)
ギルド・マホネス (ピアノ / Gild Mahones (P)
ハーマン・ライリー（テナー・サックス）/ Herman Riley (Ts)
チャールス・オーエンス（テナー・サックス、フルート）/ Charles Owens (Ts、Fl)
ルイズ・スピアース（ベース）/ Louies Spears (B)
ポール・N・ハンフリー（ドラム）/ Paul N. Humphrey（Ds)
加藤　泉（ギター）/ Izumi Kato (G)


ジャンル：ジャズ
チャンネル：Stereo